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#098 【ミジンコ養殖】 とっても・・・難しいです。 [ミジンコ養殖道]

初めて知ったんですが、#って『ナンバー』と読むんですね。俺は今まで『シャープ』と読んでいました。

表を作成するとき、項番のヘッダ行に何気なく#を利用するのですが、IMEの変換候補にもしっかりと『ナンバー』と表記されていましたよ。

目のつけどころがナンバーでしょ。

さて、ミジンコ養殖ですが、前回はヒドラの食害にあってしまったので再びミジンコが増えるのを待つというところまでのお話しでした。それで今回は進展がありませんというお話しです。むしろ後退してます。

20100808_1.JPG
(養殖プラケース)

採取したミジンコを投入した元水プラケースには動物といえるモノがミナミヌマエビを残していなくなりました。洗浄を目的とした養殖プラケースも同じような状況ですが、3匹ほどの小さいケンミジンコと若干のミミズがいるのが救いです。そんなわけで元水プラケは処分して、養殖プラケだけを維持します。

実は、これ以前にミジンコが勝手に沸かないかと実験的に設置した容器があります。

20100808_2.JPG
左の白い容器は、かつてアヌビアス・ナナをワサビに仕立て上げた悪名高き発泡スチロールです。右はといいますと、三脚状に組んだ流木へウィローモスを巻きつけたお手製レイアウトグッズの成れの果てです。残念ながら、こちらでもミジンコは沸きません。

残念は残念なんですが、このウィローモスにキノコ?やらミズゴケ?やらが生えて面白いので維持は続行です。ちょっと汚い画像なので耐性のある方だけ『キノコをみる』からお楽しみください。

キノコをみる


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No.078 【ミジンコ養殖道】 ヒドラの襲撃 [ミジンコ養殖道]

禁煙という単語に違和感を感じます。

20100701.jpg
(画像はイメージです@半禁煙12日目)

禁という漢字に止めさせられている感やストイックな悲壮感があると俺は思います。禁の他に何か自分の意思で止めている感がありつつ、やわらかい印象を与える漢字はないものでしょうか。

止煙・・・あんちょくでひねりなし。
停煙・・・しまりがない印象。
脱煙・・・なんか悪いことしてそう。
降煙・・・負けた感じがする。
退煙・・・これも負けてる感が。
離煙・・・音が縁起悪い。
廃煙・・・廃れた感じがする。
鎖煙・・・かっこいいけど、わかりづらい。
断煙・・・これが一番イメージにあってるかなあ。

たいしたことを書いていないのはいつものことですが、
今日は特にひどいです。

さて、前回までは養殖できそうな生き物の選別と寄生虫や病原菌に対する考え方のお話しをしました。今回は養殖したミジンコのほとんどがヒドラに捕食されてしまったという残念なお話しです。

ヒドラが発生したのは選別した生き物が入った養殖用プラケースで、ケンミジンコの他に推定オカメミジンコと推定マルミジンコも元水プラケースから選別できていました。

ドライイーストを水に溶いたものを与えることで、餌として期待できるマルミジンコが順調に数を増やし、2次養殖用プラケースを準備しようと考えていたところでした。適切な餌の分量や水換え頻度などを調べる予定だったのにがっくりですよ。

その養殖用プラケースに2週間程前から数匹のヒドラが発生していたのを確認していたのですが、駆除が面倒で放置をしていたら、ミジンコが激減したかわりにヒドラが大繁殖していました。30匹を超えるヒドラを駆除しまして、各種ミジンコの復活を待ちます。

ヒドラの進入経路を考えところ、池の水を入れた元水プラケースだと思います。しかし、不思議なことに元水プラケースにはヒドラが1匹として発生しておりません。養殖用プラケースでヒドラが大発生してしまったのは、その環境がヒドラに適しているのか、もしくは元水プラケースにはヒドラを抑制する要因があるのか。この謎の解明がミジンコ養殖の鍵になると思います。

たぶん解明はできません。

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No.061 【ミジンコ養殖道 番外編】 生餌いろいろ [ミジンコ養殖道]

人生いろいろ ♪ いろいろぉー!
男もいろいろ ♪ いろいろぉー!
生餌だっていーろいろ 生き乱れるの ♪

プラケースの中にミジンコがいーっぱいー ♪

ハイ、字余り。


さて、これまでは捕獲したミジンコを選別するところまでをご紹介しました。これらが現在の養殖用プラケースです。写真では変化はわかりませんが、よくわからない生き物がわいてきました。
20100527.JPG
(左から、元水プラケース①、元水プラケース②、養殖用プラケース)

今回、ミジンコ以外に養殖できそうな生き物のご紹介です。撮影手段がありませんので、文字だけでご紹介です。分類があっているかも定かではありません。

【養殖できそうな生き物】
①ミズミミズの類
②センチュウの類
③エビの類

養殖対象となる必須条件は、お魚さんが好んで食べることです。以上の生き物は問題ないと思います。もう1つ大事な条件として、生活史が短く、繁殖容易であることです。すると、①、②に絞られます。

そんなわけで、現在の養殖用プラケースには、ミジンコの他、ミズミミズ、センチュウと思われる生き物が同居しています。数がそろえば専用のプラケースに隔離する算段です。

ここで心配になるのが、魚の病原菌や寄生虫の汚染だと思います。それに対しては、選別を繰り返し、室内飼育で複数代に渡り養殖したものを利用すればリスクはかなり軽減できると思います。

また、養殖している生き物自体が寄生虫ではないかと不安はありますが、宿主になる魚がいない環境で養殖できた時点で問題ないと判断します。

高校までの生物学の知識を有し、かつ寄生虫博物館を見学した経験があるド素人の俺がいうことに間違いはありません!!

ワムシやゾウリムシなど顕微鏡で観察されるサイズの動物性プランクトンもいましたが、上記の生き物に比べて純粋培養が大変だと思われますので対象から外しました。

ですが、『フクロワムシを養殖すれ!』等、生物名をご指定の上でご要望があれば挑戦します。成功したら、無償、着払いにて送りつけさせていただきます。何が餌に適しているのか、よくわからないので、こんなことをいって教えてもらおうとしているのです。。

肝心のミジンコは、養殖用プラケースより元水プラケースにいる方が多いのが現状でございます。

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No.059 【ミジンコ養殖道】 ミジンコ選別編 [ミジンコ養殖道]

みなさんお待たせいたしました。   ←だれも待ってない。
ミジンコ養殖道のミジンコ選別編でございます。

最初に結論から申し上げますが、
思うような結果が得られません。

さて、前回までは採取した水ごとミジンコをプラケースに移動させたとこまでをお伝えましました。このプラケースの中には、水槽に持ち込みたくない藻や他の生物がいます。そこで今回は、ミジンコだけを選別するところのお話しです。
参考:No.053 【ミジンコ養殖道】 ミジンコとったどーー!!

プラケースからミジンコだけを選別するために俺は2つの方法を用いました。
①夜な夜なスポイトでミジンコを吸う。
②小さなビンに餌を入れた罠を仕掛ける。

ミジンコは警戒心が強いため、1匹1匹をスポイトで吸うのは大変です。しかし、罠だと藻や他の生物まで入ってしまうので、結局スポイトで吸うはめになります。しかも、肝心のミジンコは捕獲どころか観察もされなくなり、もっぱらケンミジンコばかりです。

何をいっているのかよくわからない方は、Google先生にミジンコについてお尋ねすることをお奨めいたします。そんなこんなで、新ミジンコ水槽です。止水では水が腐りかねないため、ミナミヌマエビを2匹同居させております。
20100523.JPG

あやしい池の水から取れたミジンコなので、気休めにピートモス(実験水槽転用)で消毒です。まぎれ混んだ藻などもきっと駆逐してくれるはずです。

この水槽で何代世代か過ごしてもらい、ミジンコの数が増えたら別の水槽に移して、本格的に養殖したいと思います。それはまた別のお話し。

ミジンコ以外にも養殖できそうな生き物がいたのですが、それもまた別のお話しです。

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No.053 【ミジンコ養殖道】 ミジンコとったどーー!! [ミジンコ養殖道]

5月16日(日)、関東某所。
有名タワーが望める橋の上に、俺はいる。
20100517_1.jpg

橋のわきにある階段を降りると、
親水公園で親子がたわむれる休日の風景がそこにあった。

それを尻目に、俺は以前より目をつけていた一角へと足早に進む。
無言のまま荷物を広げ、仕事の準備に取り掛かる。

小さな子供が駆けより、無邪気な視線で俺の手元をのぞきこむ。
それを連れ戻す若い母親。

これから俺はここでミジンコを取らなければならないのだ。


ついに、自作プランクトンネットを使うときがやってまいりました。どんなものか知りたい方は下記リンクからジャンプするか、タグ『ミジンコ養殖』から関連記事を読んで下さい。
No.046 【ミジンコ養殖道】 自作プランクトンネット

ミジンコを取るためには、自作ネットを水中でジャブジャブさせて、取れた水を計量カップに入れてミジンコを確認し、ミジンコがいたらペットボトルに回収という作業を繰り返します。取れたミジンコをペットボトルに注ぐときにロートはあった方が便利です。

底の方でジャブジャブを何回か繰り返しましたが、ミジンコはいません。そこで狙いを壁面の藻にすることにしました。水流と逆方向から、藻をかきあげるように掬います。
今度は取れました。このポイントは、水面付近で酸素が多く、かつ藻が隠れ場所となることだと思います。ミジンコが少ないためか、思ったよりはとれませんでしたが、プランクトンネットとしての機能は十分だと感じました。
20100517_2.JPG
(写真は利き手の関係上、ネットと水流は同方向になってます。)

うちに帰り、取れた水をプラケースに注ぎ替え、中を観察してみると、ミジンコの他にカブトエビや稚魚などがいます。小さくて写真に写せないのが残念です。
20100517_4.JPG

これをどうするかは、次のお話し。

【ミジンコ採集の持ち物】
①プランクトンネット
②計量カップ
③ペットボトル
④ロート

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No.049 【ミジンコ養殖道】 ミジンコの魅力 [ミジンコ養殖道]

ソロモンの指輪をご存知でしょうか。

多くの方は、人ならざるものと会話をし、その力を使役する能力を秘めた指輪を思い浮かべることかと思いますが、動物行動学で高名なローレンツ博士の著書でもあります。

20100514.JPG
(画像は本文とは関係ありません。)

氏は、その著書でバランスド・アクアリウム(Balanced Aquarium)というものを提唱しています。バランスド・アクアリウムとは、小さいながらも生態系そのものので、その主役はミジンコです。

興味がある方は、ご一読されてはいかがでしょうか。
生物学を志す高校生にぜひお勧めしたい一冊です。


お前はどうなんだって?
挫折して工業畑出身ですが、何か!?


さて、言わずもがなではありますが、熱帯魚飼育における餌としての魅力をまとめます。

【ミジンコの魅力なとこ】
①お魚大好きで栄養豊富。
②水槽内で死なない。
③養殖できれば、餌にお金がかからない。

似たようなものにブラインシュリンプがありますが、塩水湖に生息する生物なので、淡水の水槽では長く生きることはできません。
また、硬度に気を使っている水槽ですと、塩のカルシウムやマグネシウムが気になるし、水道水でジャブジャブするのも手間がかかります。

【ミジンコの残念なとこ】
①俺はまだ養殖方法を確立していないため、安定供給に不安アリ。
②滋賀県では、指定外来種に指定されたオオミジンコの飼育には届け出が必要。

俺が住んでいる地域の保険局で指定外来種について調べたところ、ミジンコは問題ないようです。そもそも、『指定』外来種とは滋賀県が定義したものなのでしょうか。
なお、環境省でもミジンコは『特定』外来種に該当していませんでした。

法律的に問題はないようですが、養殖に成功しても取扱いには注意したいと思います。

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